夢みたい。憧れの人に会えました。

初めてのお伊勢参りは 30 数年前のお正月。OJI が運転する緑色のローレルに乗って行きました。今は亡き、大好きな祖母も一緒でした。〔 石原裕次郎 〕 のテープが繰り返し流れる車内。後部座席の真ん中に座った私は、お尻が痛くなったっけ。昼食で立ち寄った和田金の松坂肉は網焼きで、お箸でスーッとちぎれるほどやわらかくて、今でも私の中でステーキ No.1 。

松坂肉元祖・和田金

宿泊先を決めないで出かけて、観光協会で紹介されたのが鳥羽の 〔 ホテル明鏡 〕 でした。夕食時、テーブルに並ぶお料理に添えられた、手書きの箸袋に感激。女将さんは 「 かなくぎ文字ですが … 」、と謙遜されました。〔 かなくぎ文字 〕という言葉、この時初めて知りました。翌朝、御屠蘇の三ツ組の杯を掲げて部屋に入ってこられた女将さん。窓から差し込む光の中で、コバルトグリーンの着物姿が美しくて、忘れられません。

インターネットを始めてから、〔 鳥羽・旅館・ホテル・… 〕 いろんなキーワードで検索したけど、行き当たることはなく、もう営業されていないと思ってはいました。今回、伊勢に行くことになり、再度検索。同じ名前だけど違う事業のお店を見つけ、 ( もし無関係だったら謝ろう。 ) 思い切ってお電話してみました。すると、女将さんの息子さんご夫婦につながり、その日のうちに女将さんのお声を聞くことができました。

女将さんはとてもお元気で、今年米寿を迎えられるとのこと。私が伊勢に行く9日はご予定があり、お会いするのは無理そうでしたが、念のため携帯電話の番号をお伝えしました。

9日、ホテルについてひと休みした頃 ( 絶妙のタイミングで )、電話があり、「 これからそちらのホテルに行きます。フロントでね。 」 との事。

玄関で待っていると、〔 女将さん 〕 とすぐに判り、駆け寄りました。お嫁さんがおっしゃたように 〔 白髪 〕 になられてたけど、素敵さは全然変わらない、っていうか輝きが増していらした。30数年分、磨き続けられた輝き

ロビーで持ってきた箸袋を見ていただいて、当時のお話をお聞きしました。初めての旅館業で、きれいで素早いスリッパの並べ方など、いろんなことを板前さんに教わったそうです。旅館を立て直した小説 〔 細腕繁盛記 〕を読んで勉強し、真心を込めた接客に心がけていた、と。私はその真心に心打たれ、そのお人柄に憧れてしまったのだなー、と思いました。

パッチワークや機織りをし、その布でスーツなどを仕立てたり、また、パステル画を習い、米寿のお誕生日には個展を開きたい、とおっしゃる女将さん。思い出話だけじゃなく、未来の話。なんて素敵なんだろう。今は黒い小型の犬と暮らしているそうで、ロビーを通る犬たちを愛しそうに見つめるお顔はとても優しい。

憧れて再会、そして更に憧れて …
お元気で、素敵でいてくださったことがうれしくて、ありがたかったです。

パステル画の個展、OJI と見に行きたい、と思いました。

2013.02.09 箸袋 FC2

写真:結婚して転勤があって、何度も引越ししたけど、いつも持ち歩いた箸袋。
〔 なんとなく今年はよいことあるごとし。元旦の朝、晴れて風なし 〕 が一番好き。

2013.02.09 ふくろう FC2

写真:手作りの 〔 夫婦ふくろうの飾り 〕 と名物赤福をいただきました

2013.02.09 再会 FC2

写真:夢心地で記念写真。


リボンちゃんと練習 ♪

お伊勢参り ~ ルナ 2

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