① 使用する原料に対する製品の出来高の比率。
② 穀類・野菜・魚などの、全体に対する食べられる部分の比率。
ベネッセ【表現読解国語辞典】より
「どのような手法で犬に教えたのか」と聞かれても答えに詰まる。手法なんて知らないもん。
動物の学習理論の本を読み始めた京都旅行の最中、ひとりの時間があると本を開いた。知らない言葉を書き出して、その意味を調べることから始めただけど、当然、専門用語ばかりほとんどが初めて出会う言葉で前に進まない。
京都から帰った翌日、Sさんご夫婦とビュッフェランチSさんはpapaさんの従兄だけれど、私には頼りになるお兄さん的存在。確固とした信念を持ち、私の考え事やつぶやきに端的に応えてくれる。
見解の相違を感じることもあるけれど、それは新しい考えを知ること。目からウロコが落ちるような感覚のことが多い反発を感じるより、その違いを大事に咀嚼していくことで、自分自身を知りたいと思う。
「今まで体当たりで犬に形を教えてきた。少しは理論も知りたいと思って本を読み始めたけど、専門用語を調べている時間が長くて、その割りに覚えられなくて前に進めない。」
と私が言うと、間髪いれずに答えが返ってきた。
「これから試験を受けるわけじゃあるまいし、解らない言葉をひとつひとつ書き出して覚えようするなんてムダなことはやめて、とにかく読んじゃえ。理論と実技は表裏一体。体当たりでしてきた自分の経験から理解できる部分が必ずあるはず。物事には〔歩留まり〕ってものがある。まずは歩留まり40%を目指せ。100%は理解できないし、理解or納得できない部分に自分らしさがあったりする。」
ハッとした
そうだ!私なんてなんにも知らないんだもん。解らなくて当然。歩留まり40%なんて贅沢は言わず、まずは10%を…、次に読む時は歩留まり15%を目標にして読み始めてみよう。
その日から、〔歩留まり〕という言葉は私の勇気の源になった。
たくさんの方にいっつもいっつも支えられてやっと生きてるんだ、私。輝くご縁に囲まれている幸せ
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